PERSPECTIVE

「うちには無理」が、「これならできる」に変わるまで。

AI導入がうまくいかないとき、原因はたいていツールの選び方ではありません。私たちが仕事でやっているのは、AIそのものを変えることではなく、AIと人との距離を縮めることです。

屋根裏の秘密基地。窓の外の夜空には手の届かない巨大な光の球が浮かび、机の上には同じ球が手の届く大きさで灯っている

WHERE IT STOPS

止まる場所は、
だいたい決まっています。

ツールは入れた。研修もやった。

それでも、現場では使われない。

そして「次はどのツールにするか」という話が始まります。

けれど、入れ替えても同じことが起きます。

変わったのは道具のほうだけで、道具と人との関係が変わっていないからです。

「まず、どのツールを入れるか」から始まる

業務のどこが詰まっているかを決める前に比べ始めるので、比較がいつまでも終わりません。

研修をやったのに、翌週には誰も開かない

手順は覚えました。けれど「自分の仕事のどこで使うのか」が分からないまま終わっています。

制約があるから、と手が止まる

外部SaaSは使えない。ソースコードも出せない。制約が先に立つと、試すこと自体をやめてしまいます。

THE FIVE STEPS

人が新しいものを使えるようになるまでには、5つの段があります。

AIに限った話ではありません。プログラミングも、経営も、知らない業界の知識も、 私たちが何かを自分のものにするときは、いつもこの順番をたどっています。

  1. STEP 1

    「自分には扱えない」

    自分の仕事とは関係のない領域だと思っている。触る理由がない状態です。

  2. STEP 2

    「分かった」

    何ができて、何ができないかの輪郭がつかめた。まだ手は動いていません。

    多くの導入がここで止まる

  3. STEP 3

    「触れる」

    手元で動かしてみた。思っていたより壊れない、と分かった段階です。

  4. STEP 4

    「遊べる」

    条件を変えて何度でも試せる。失敗しても戻せると分かっている状態です。

    ここから現場が動く

  5. STEP 5

    「自分なりのものが作れる」

    自分の業務に合わせて、自分の形にした。もう他人の道具ではありません。

多くの導入は、2段目で終わります。

説明を聞いて、分かった気になって、終わる。

現場が動きはじめるのは、4段目からです。

壊しても戻せる、と分かったときに、人はようやくそれを自分の仕事に持ち込みます。

小さなロボットが、光の点と線でできた構造を手元に引き寄せ、ブロックのように組み替えている
4段目の「遊べる」は、手元に引き寄せて、崩して、組み替えられる状態のことです。

WHAT WE CHANGE

変えているのは、対象ではなく、対象と人との関係です。

プログラミングという営みを、私たちが変えたわけではありません。

変わったのは、プログラミングと自分とのあいだにあった距離です。

難しい理論を、易しく書き直したわけでもない。

その理論と自分とのあいだの距離を、縮めただけです。

企業のAI活用も、同じ形をしています。

変えるべきなのはAIではなく、AIと現場との距離のほうです。

人とクリエイティブの距離を、
限りなくゼロへ。
株式会社YuBASE ミッション

私たちが掲げてきたミッションです。言い方は違いますが、5つの段でお話ししたことと同じものを指しています。 距離がゼロになった状態が、いちばん上の「自分なりのものが作れる」です。

HOW WE WORK

「分かった」で終わらせない、という一点。

研修は、その日の講義で終わらせません

5つの県の教育委員会で、高校教員向けの研修プログラムを設計・登壇しています。 納めているのは当日の講義だけではありません。参加された先生が自分の学校で同じ授業を再現できるよう、 シラバス・教材・当日の録画までを設計に含めています。

制約のある環境を、前提として設計します

外部SaaSは使えない。ソースコードは外に出せない。 そうした条件を後から例外扱いするのではなく、最初から前提に置いて、 業務でそのまま使える形に落としてお渡しします。

自分たちが使っていない方法は、お渡ししません

自社プロダクトの開発と運用で、同じやり方を毎日回しています。 うまくいかなかったことも含めて手元にあるので、絵に描いた餅ではなく、明日から動く手順としてお渡しできます。

入口が4つあるだけで、やっていることは1つです。

「うちの場合は、
どこで止まっているのか。」

そこを一緒に見るところから始められます。月1回2時間、経営者の隣でAIの実装判断に伴走する 顧問サービス「社長のAI壁打ち」をご用意しています。まずは30分、無料の壁打ちからどうぞ。